【加東市おでかけプラン】知ってる? 東条川に浮かぶ日本地図のナゾ

加東市内を流れる東条川。その川の一角にちょっと不思議な石の配置があるのをご存じでしょうか。

――実はこれ、日本列島の形をした石のモニュメント。上から見ると日本地図の形になるように作られています。

しかしこのスポット、意外と知名度は高くありません。地元の人でも「そんなのあった?」という声が聞かれることもある、いわば隠れた地域スポット。何気なく通り過ぎてしまいそうな場所ですが、知ってから訪れると少し見え方が変わるかもしれません。


実は河川改修の記念として作られたもの

この日本地図は、単なる装飾ではありません。

きっかけは1986年(昭和61年)の集中豪雨。この豪雨で東条川が氾濫し、地域に大きな被害が出ました。その後、兵庫県によって河川の復旧・改修工事が行われ、その一環として作られたのがこの日本地図の石配置です。

石は川の流れを弱めるための中洲としての役割を持ちながら、同時に景観として楽しめるよう、日本列島の形にデザインされたもの。いわば、「機能+景観デザイン」を兼ね備えた河川施設です。完成したのは1990年ごろ(平成初期)とされています。

また、改修の際には「安全な川であると同時に、親しまれる川づくり」もテーマになっていたそう。子どもたちが見て楽しめたり、学習のきっかけになったり、地域のシンボルになったりといった思いも込められているといわれています。


「兵庫県が大きい?」という地元の噂

この日本地図には、地元でちょっとした話題もあります。それが「兵庫県だけ少し大きく作られている」という説。よく見ると中央に”日本のへそ”のような突起も伺えます。

設計者が地元愛で少し大きくしたのでは……という話もあるようですが、あくまで噂のひとつ。実際に見てみて、「ほんまやろか?」と確かめてみるのも楽しみ方のひとつかもしれません。


加東市の桜ロード「桜づつみ」の中に・・・

この日本地図がある場所は、東条川沿いの「桜づつみ」と呼ばれる桜並木の一角。川沿いに桜が立ち並び、春になると散歩やウォーキングを楽しむ人の姿も見られます。

満開の桜を眺めながら川沿いを歩き、ふと足元を見ると日本列島の形の石がある――。そんなちょっとした発見ができるのも、この場所のおもしろいところ。桜の季節には、お花見ついでのおでかけスポットとしてもおすすめです。


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